写真屋さんのバックヤード ― 機械焼きと手焼き

写真屋さんのオシゴト−機械焼きと手焼き
機械焼きと手焼き
写真のプリントには機械焼きと手焼きがあります。 僕自身これには全く知識が無いばかりか、言葉すら聞いたこともありませんでした。お客さんの「手焼きの方がいいのかな……」 という、独り言によって「手焼きって何?」という疑問が起こりました。それからお店にある資料を読み返して調べてみました。



以下、例によってフジカラー総合価格表を参照し、僕自身の言葉も交えて紹介しようと思います。


○機械焼き
ミニラボ(プリンター)など、機械によってプリントする写真のプリント方法。 一般的なプリント方法で、プリンターの操作を覚えたら一応プリントは出来ます。 基本的な濃度と色のバランスなどはプリンターを操作する人によります。 イエロー、マゼンダ、シアン、の三つの項目を「プラス」にしたり「マイナス」にしたりして 色を調整します。濃度(明るさ)やそのほかコントラスト、彩度、などの細かい調整もできます。



操作的には簡単ですが、色は数をこなし、先輩にコツを教えてもらったりしないと 上達しません。たいていの場合、上記のイエロー、マゼンダ、シアンの色と濃度の調整を主に行います。 ネガの劣化や撮影条件が悪いときはこの修正をかなりの枚数に適応したり、時には焼き直しをするので 思いのほか時間がかかるときがあります。写真の仕上がりが定時に出来ない一つの理由です。なので、 時間を優先せざる終えないときはどうしても、色補正が出来ないということになってしまうのです。



脱線しましたが、時間が遅くてもいい場合は店員さんにそう告げてみてください。あと、「明るめに」 や「ちょっと古いネガ(フィルム)だから色を気をつけてくれますか?」と言ってもらえば、たとえ新人 アルバイトさんでも色に気をつけて処理をします。ちなみに、色補正はパソコンと実際の写真とでは若干違いがあり、 結構難しいんです。6S以上のサイズになると色の違いが顕著になるので焼き直しを繰り返したりします。 お客さんに渡す以外の写真は破棄しちゃうので、もったいないという気持ちやや、店の利益を考えちゃうと、 あまり進んでやりたい仕事とはいえません。一番は……面倒くさいってことなんですけどね。(笑)(注:色補正が難しいというのは 主にネガからの焼き増しで、サンプルがある場合です)





○手焼き
これはあまり詳しくないので事務的に分かっていることを述べます。


手焼きは専門の職人(プロ?)が行うプリント方法です。 L、2Lをサンプルとして持っていけば色調、トリミング、濃度などを 合わせられるのが特徴です。この記述を見る限り、焼き増しに向いているようです。 ただし、上の記述から推察できるように「手作業」でやっているようなので デジタル出力、印刷は出来ないようです。値段も機械焼きより二倍程度高いですね。 以上で、簡単な概要を終わります。また、機械焼きと手焼きだと出来るサイズが違うようなので、大伸ばしプリントのサイズ表 で説明します。



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