写真屋さんのバックヤード ― 本当に基本的なきれいにプリントする方法
写真屋さんのオシゴト
−本当に基本的な綺麗にプリントする方法
・
簡単なことに気をつけよう!
「本当に基本的な写真の撮り方」
とあえて分けたのは こちらは
「色を綺麗にプリントするためのしかた」
です。 気をつけないといけない注意事項がいくつかあります。
○古いフィルムは劣化してしまう!
フィルムというものは劣化します。使ってみないと色がどんな風に出るかわかりませんが、 フィルムは基本的に涼しいところで保管しましょう。色にこだわる人は新しいフィルムを使ったほうが 良いかもしれません。ですが、買うときは冷凍設備で保管されているフィルムを買わないと基本的に 意味がありません。ここまでしなくても良いかもしれませんが、フィルムは買ったらすぐに使ってしまいましょう。
○フィルムが残っていてもすぐに出す!
旅行や運動会、飲み会や行楽などで写真をとった場合、数枚だけ残ってしまうということがあります。 多くの人は、もったいないからと一ヶ月、二ヶ月、一年ぐらいカメラに入れっぱなしってことありませんか? これは、かなりフィルムを痛めます。ちょっとづつ感光してる……と言ってもいいでしょう。 時間がたってしまったプリントは全体的に赤かったり、色素が抜けていたり。
普通の写真屋さんは現像料+プリント料を取ります。ですが、少しフィルムが残っていても 何も写っていなければその分のプリント料金はとりません。また、意味不明な写真(指が写真全体を覆っているものなど) もプリントしないようにしています。これはお店によってこれは違うかもしれません。 定額制のお店に出す場合は……ぎりぎりまで撮ってから出したいと思うのも人情ですが、綺麗な写真を残したい方は なるべく早く出したほうがいいですね。
(余談ですが、2004年夏は猛暑が続きました。そのためか、劣化したフィルムが多かったように感じます。旅行先でもなるべくフィルムは涼しいところで保管しましょう)
○
デジカメプリントは画素数が高いものを!
デジカメからのプリントの場合、やはりモノをいうのは画素数です。 L、2L判を例とすると30万画素数だと、なんとか写真になりますがとてもじゃないですが綺麗とはいえません。100万画素数だと、まだちょっと荒さが分かりますね。200万画素数ぐらいからでしょうか。綺麗と言えるレベルです。
ですが、カメラの設定で画素数(クオリティ)を下げて枚数の容量を増やすことをすると、いくら高性能の デジカメでも意味がありません。その辺を考えて撮ることをお勧めします。
また、ネガからも今はCD−Rにコピーできます。一枚500〜700円ぐらい。 これなら半永久的に劣化しないですみます。バックアップという意味でも作って置く事をお勧めします。
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