デジタルカメラの普及、パソコンの普及、そしてブロードバンドの整備が整い、現在ではネット接続定額制が普通になってきました。それにつれて、パソコンに溜まっていた画像がネット経由でやり取りするようになり、そうしてネットプリントというビジネスが今日、成り立ってきています。



ネットプリントとは、自宅のパソコンから画像をネットプリント業者に送り（アップロード）、２、３日後には家に届くというシステムです。または、近くの取扱店に取りに行くという方法もあります。この方法だと、送料はかからないので値段的には安く済みます。




ネットプリントをするには、画像をパソコンに取り込まないといけません。デジカメがあると便利ですが、現在では家庭用スキャナーからネガをパソコンに読み込めることが出来るのでネガだけでも、パソコンに取り入れる方法があります。









ネットプリントにはネットでそのまま画像を送るタイプと、ネットプリント用の無料ソフトをダウンロードして送るタイプがあります。ネット経由で手間が省けるので楽なのですが、ちょっと時間がかかったりする可能性があります。無料ソフトの方は、ダウンロードは面倒くさいですが、その分しっかりしているはずなので使い勝手はよいと思います。



また、ネットプリントを行っているサイト（業者）の形態にも種類があります。完全にネットプリントに特化しているものや、大手メーカーが行っているもの、各種チェーン店が行っているもの、個人店が行っているものなどがあります。ネットプリントに特化しているサイトは標準の値段より安くやっている傾向があり、個人店も様々な特典をつけたりしています。大手メーカはポストカードやフォトグッズも注文できたりと、多彩な商品があったりします。チェーン店系のネットプリントは店頭で受け渡しが可能なので、送料がかからないというメリットがあります。



上記の種類を幾つか組み合わせた業者もあるので、お財布と相談して色々探してみるといいかもしれませんね。









ネットプリントの最大の利点といえば、「簡単」ということでしょう。家にいながらにして注文できて、宅配してもらえば家から一歩もでないで写真が受け取れます。家にいながら写真が届く、というのはとても強みであり、ネットプリントの根底を支えています。普通の写真屋さんを選ぶ際も、「便利な場所にあるから」という人も多いと思います。家にいながら注文できるなら、とっても便利ですよね。



また、写真を贈り物としてダイレクトに送ることもできます。おじいちゃん、おばあちゃんにお孫さんの写真をネットプリントで注文して、あて先をおじいちゃん、おばあちゃんの家にすればオッケー！オリジナルグッズも扱っていれば、それも送れますよね。



ネットという土俵なので、値段も普通の写真屋さんより安い場合があります。消費者の僕たちにとっては嬉しい限りです。



ですが、欠点もやはりあります。最大の欠点といえば、「送料がかかってしまう」ということでしょう。これを何とかクリアーしようと各社がんばっているところです。送料がプリント料金より高くなってしまうこともあるくらい。ネットショッピング全体の課題ですが、ネットプリントは比較的少量の注文が多いのでかなり大きな課題になっています。



このあたりを考えてサイトを選んでいけば、あなたにあったネットプリントが見つかるかもしれませんね。