写真屋さんのウラ話 ― ○写真屋さんと「ペーパー交換」

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・写真屋さんと「ペーパー交換」

ある日、朝からバイトがありました。前の日からの持越し未現像フィルムが10本あり、朝から大忙し。また、その間にも、その日受け付けたフィルムやデジカメプリントがあるので、しばらくはずっと時間に追われています。どんなに忙しくても一人で全てをこなすので大変です。



案の定、いつも通りのエラーが出てさらに時間が押してしまいます。



そんななか、89ペーパー(L判などに使う)が切れてしまいました。時間もないし、急いでペーパー交換をします。ペーパーとはちょうどトイレットペーパーと同じようにロール状になっていて、それを暗袋の中で手探りで交換します。



これは写真のもとですが、これもフィルム同様感光してしまいます。暗袋を広げて、新しいペーパーをマガジンに入れます。



僕はこれが大嫌いで、いつも感光したらどうしようとびくびくしながらやっています。なんとかマガジンに装てんできて、暗袋から出しました。



「ガタッ」



マガジンを持ち上げたとたん、マガジンが揺れました。みると、なんと…………。



マガジンの止め具が片方外れている!Σ( ̄口 ̄;;



これは、やばいです。マガジンは、光を遮断するように作られています。ですが、少しでも隙間が開くと、ペーパー全て感光という事態になるかもしれません。つまり、まったく使い物にならないということ。



僕の頭に、4000円の弁償……という文字が躍りました。また、時間もないのに、こんなミスには構っていられません。とりあえず、止め具を止めて、機械に装てんしました。



機械:「ペーパーがカットできません」



機械の野郎……いやはや、機械様はなんと、ペーパーがカットできないのおっしゃいました。どうやら、止め具が外れたときに、マガジン内のペーパーがおかしくなったようです。



もう、ここからパニック状態に陥りました。とにかく、暗袋をもう一度ひっぱりだしてマガジンを暗袋の中で再び開けました。混乱している上に、いつもと違う勝手だったので、中のペーパーはぐちゃぐちゃになってしまい、もう大変。ここで何を思ったのか、僕はハサミを持ち出してぐちゃぐちゃになったペーパーを分かりやすく切ろうと思いました。



ですが、ペーパーというのは写真です。手でちぎれます。ハサミを投げ捨てて、手でちぎることにします。



「ええい、どうにでもなれ!」



感光やペーパーの傷が恐いため、すっごい量のペーパーをちぎります。



この間にも、お客さんは続々ときます。もう泣きたくなりました。




なんとかペーパーを装てんしなおして機械様にセットしました。今度はエラーは出ませんでしたが、肝心の感光が心配です。



全部感光……という最悪の事態は避けられましたが、数枚に一枚、大きな感光が見られました。でも、奇跡というのでしょうか。40枚を無駄にしてプリントしたら、感光部分がすっかりなくなりました。(ご臨終したペーパーは2、3メートルにのぼります(笑))



写真屋さんが焦っているときは、こんなことが水面下で起こっているかも?そういうときはそっとしておいてください。





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