写真屋さんのウラ話 ― ○写真屋さんと「心霊写真」
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・写真屋さんと「心霊写真」
昨今の陰陽師のブームに始まり、心霊特集がテレビで組まれているのをよく見ます。そこで必ずといって良いほど扱われる「心霊写真」。写真屋さんを始める前までは疑いもなくその写真たちを信じていました。
ですが、写真屋さんを始めると心霊特集などで扱われている写真の半分は、他の原因が考えられるようになります。幽霊は信じる派ですが、テレビでやっている心霊写真を疑わずにいられません。
○コマ(画像)とコマ(画像)のかぶり
たまに写真機の設定や誤差でコマとコマが被ったネガがあります。これがなると、訳が分からない恐い写真になったりします。
○ホコリ
レンズなどに付いたほこりが写真に写ることがあります。これが最近流行っている「オーブ」と呼ばれるものです。これは結構ありますね。「ホコリ」が多いのか「心霊写真」が多いのかは分かりませんが……。
○感光
カメラの故障や手違い、誤作動でフィルムが光に少し当たってしまうと写真の一部が赤や白、オレンジいった色が入ってしまいます。心霊写真などで「この赤い光は……」など言う場合がありますが、これも感光などの可能性があります。心霊写真を否定するわけじゃないですが、あまりにも何でもかんでも「これは霊のしわざです」と言い過ぎじゃいかなと思います。
でも、やっぱり不可解な写真があるらしいですね。
簡単な見分け方として、ネガ全体に感光などしているか、とううことを見ることです。ネガ全体、つまり余白やネガナンバーのあたりまで感光などがあれば、これは心霊写真じゃありません。
逆に、コマの部分のみに変な光が入っていると……。恐い写真や変な写真は近くの神社、お寺でお炊き上げしてもらいましょう。ネガも忘れずに^^
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