写真屋さんのウラ話 ― ○写真屋さんと「変なお客様」

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・写真屋さんと「変なお客様」
ある日のこと。


いつものようにフィルムを承りました。



レク:「こちら、普通のサイズでよろしいですか?」

お客:「普通でお願いします」


いつものようにサイズの確認をします。

持ち込まれたのは普通のAPS。専用カメラで撮られたものです。それを何もミス無く処理しました。サイズは普通サイズ「L判」です。



受け渡しのとき。

レク:「こちらでよろしいですか?」

お客:「え……うん」



なぜか少し腑に落ちない様子。ですが、確認して受け渡しました。そして何事も無く帰っていかれました。


十分後。



先ほどのお客様がすごい剣幕で戻ってこられました。



お客:「なあ、これおかしくないか?!」

レク:「えっと、どうしました?」

お客:「普通さ、写真ってもっと大きいだろ!他のところではそうだったぞ!」



まったく意味が分かりません。「普通サイズ」=「L判」です。しょうがないのでサイズの見本を見てもらってようやくわかりました。



実はプリントのとき、お客様のカメラの設定ですべての写真を「ハイビジョンサイズ」で撮っていました。これはL判より大きいものです。なので、お客様に確認したとおり「普通サイズ」、つまりL判に僕はすべてを直してプリントしていました。ですが、他の写真屋さんはそれをやらず、ハイビジョンでプリントしていたみたいです。



つまり、お客様は「普通サイズ」=「ハイビジョンサイズ」と思い込んでいたようです。こちらも「普通サイズ」=「L判」だと思っていたのでこちらにも落ち度はあります。なので、すべてのサイズをハイビジョンで焼き直しをしました。



レク:「それでは、L判とハイビジョンサイズとの差額を払ってくだされば結構です。L判の方はうちのロスとして引き取りますので」



L判は20円、ハイビジョンは40円。二倍のお金がかかります。別に両方のお金を取るわけじゃなく、差額だけです。これは、だれでもわかりますよね?



お客:「はぁ?!なんで払わなきゃならないんだよ!」


レク:「いや、ハイビジョンサイズは40円ですので……。先ほど払ってもらったL判は20円なので差額が発生するんですが」


お客:「何で俺が払うんだよ?そうだろ?何か間違ってる?」





ええ、全部間違ってます。




挙句の果てに。



お客:「あと、L判の方ももらっていくからな!」



そういって、ハイビジョンとL判の写真をひったくって行ってしまわれました。


…………、もうあなたはお客様じゃなくてドロボウですよ……。

それ以来、APSのお客様には「こちらのサイズはハイビジョンですか?それともL判ですか?値段も違うんですが」と、とても丁寧に接客している今日この頃です。




それにしても、なぜあのお客様は「差額」の意味が分からず、また「いらない」はずのL判までもっていかれたのでしょうか。世の中には不思議がいっぱいです。







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