写真屋さんの将来


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写真屋さんの将来
○フィルム業界の衰退


常々思っていたことが、16年3月15日ヤフーのニュースに掲載されました。
参考リンク: デジタル時代をどう生き抜く? フィルム業界
読んでいない人は一読してみてください。 記事の内容は、デジタルの波が否応無く押し迫っているということ。 そして、とうとうフィルムの衰退が始ってしまったということ。 こんな感じに僕は捕らえました。

フィルムを好んで使う人もまだまだいます。プロ、アマ問わず存在しているのは確かです。 この理由として、「デジカメが浸透していない(デジカメが高い)」「画素数に限界がある」というのが あげられると思います。デジカメというデジタルな物が苦手な人もいるでしょう。これについてはしょうがないですが、 フィルム式のカメラを使おうとしても同じことじゃないでしょうか。ですから、このことについてはあえて触れないことにします。

カラーフィルムの一コマは、約600〜1000万画素数だといわれています。リバーサルなど、プロが使う フィルムはもっと画素数が多いのではないでしょうか。普通のカラーフィルムで普通のデジカメの画素数を超えてしまうのです。 記事にある通り「これまでは、フィルムとデジタルカメラでは画質に差が出るというのが定説」とあります。 400万画素数で大体、六切り(6S)のサイズが限界ではないでしょうか。四切り(4S)以上になると画像の荒れが目立つ と思います。

ですが、記事のその後に「その差も今では怪しくなっている」と続いています。デジタル業界は日進月歩の勢いで 技術が向上しています。それにつれて、世間でもデジタル化が進んで需要と供給が増えてきています。需要と供給が 増えてくると、当然値段も安く仕上げることが出来るので、数年前より安くデジカメが買えるようになりました。

さらに、10万円台で買える一眼レフデジカメが出てきたことでも分かるように、技術もかなり進んでいます。 手軽に600万画素数のものが一般の人にも使える様になりました。プロ用の機材なら、もっと高画質なもの も出回っているのでしょう。



○デジタル時代と写真屋さん


上記のように、あと数年すればデジカメの天下になるでしょう。 これは目に見えていることです。現在でも、写真屋さんに持ち込まれるデジタルプリントの依頼が 多くなっています。

一般の方には、「デジカメ対応のお店にすればいいのでは?」と思う方もいるでしょう。確かにデジタルプリント 対応のミニラボを導入すれば他のお店と差別化はできます。ですが、今では決して決定的な差別化の手段ではありません。

さらに、デジカメプリントというのは思ったより件数が着ません。デジカメの場合、パソコンだけでも画像が見えるし、 家庭用プリンターでもプリントできます。色持ちの問題や、色合いの問題もありますが、デジカメだと個人で手軽に処理できてしまうのです。 それに対して、フィルムの場合、家庭で現像が出来る人は一体何人いるのでしょうか。暗室の用意、薬品の使い方、薬品の管理、 温度の調節……。現像機が家庭にある人は殆ど無いと思うので、こういう手作業になってしまうでしょう。

ですから、写真屋さんの立場から言うと、デジタル化をされると売り上げが激減する、ということ。いくらデジカメプリントが 多くなってきているといってもまだまだフィルムが主体です。そのフィルムが衰退しているのでは、売り上げが下がるのは目に見えています。 これから先、写真屋さんは生き残りをかけて差別化を図らないといけない時代なのです。



写真屋さんに働く人間として、僕はこのように思いました。デジタル化は個人的にはいい事と思います。 こうやってホームページも気軽に持てる時代です。このデジタル化はもっと進むでしょう。そのとき、写真屋さんは 一体どうなっているのでしょうか。様々な商品を付加サービスとして行ったり、品質にこだわったり、安さに徹底したり…… 写真屋さんも頑張らないといけませんね。






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