・敵はトラブル!
○写真の仕事は慣れれば平気
今まで紹介してきた仕事以外にも、閉店の準備、開店の準備、
レジの点検など細かい仕事はありますが、慣れてしまえばそこまで苦労しません。
基本的に写真屋さんの仕事とは、「雑務」と言っていいでしょう。
接客から電話のやり取り、人によっては商品や消耗品の発注まで担っている人もいます。
では写真屋さんが苦労することとは何でしょう?
それはイレギュラーなこと、トラブルです。
○クレームとの戦い
これは接客業なら絶対に避けて通れないものです。
自分のミスでクレームというのも多々あります。そういう場合はしょうがないですが、
世の中にはわがままな人、傲慢な人、常識で測れない変わった人が意外と多いと実感しています。
写真は特に「お客様の品物を預かり、それを仕上げる」という仕事です。色々注文を付けたくなるのは
分かります。「色が濃い」と「元」写真屋さん経験者が5、6回焼き直しを依頼してきたり、
「うちの子供は肌が綺麗なんだ。もっと白くプリントしないと不自然」と言われたり。
開店直後に頭ごなしにキレまくるお客様もいました。……めげない事が大切なんです。
○機械との戦い
写真屋さんで仕事をし始めて、つくづく思うことは「機械は脆い」ということです。
ほんとうに色々機械君たちはやってくれます。
プリンターなどはしょっちゅうエラーが出ます。錠剤が詰まった、
ペーパーが詰まったなど。裁断機などはだましだまし使っている状態です。
壊れることもあったりしますが、大体は何らかのエラーが多いですね。
忙しいときなど「錠剤がなくなりました」などの警告文が出たりすると
「それくらい自分でやってくれ!」と叫びたくなります。
また、ゴミやフィルムスキャナーのゴミなどで写真に変なラインが入ったりなどもあります。
写真の処理のほかに、こういう機械の調整や応急処置などが必要になってきます。マニュアルを見ながら
直したり、業者に電話したりと……。うちのバイト先は一人で店を回しているので気は楽なのですが、
その点、こういうエラーのときは一人で対処しないといけないんです。他のお店などは、数人体制でやっているところも
あるので平気かもしれませんね。一概に、写真屋さん全てがこんな経験をしているとは言えません。
大体こんなところでしょうか?ちょっとでも写真屋さんの仕事の大変さが 分かってくれると嬉しいかぎりです。
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