写真屋さんのバックヤード ― 写真商品について

写真屋さんのオシゴト−写真商品について
写真商品について
○写真屋さんのサプライ品
写真屋さんはただ写真をプリントするだけじゃありません。 写真に関するいわゆる写真商品というものを多々扱っています。 今回はそれについて話してみようと思います。



まず、全ての商品に言える事ですが、写真商品というのは儲かりません。 量販店ならともかく、普通の写真屋さんでは写真商品はあくまで呼び水。 理由はあまり売れないのためです。また、卸業者から仕入れるため中間マージンがかかってしまって 値引きもあまり出来ない状態です。しかも、利益もあまり出ません。



○写真商品の仕入れの仕方
そもそも、普通の写真屋さんの品揃えはあまり良くないはずです。 本当なら色々なものを取り寄せたいところですが、卸業者の体系がネックになっています。 メーカーに直接頼むようなものはのぞいて、アルバムや額、使い捨てカメラや電池などは 卸業者に頼みます。カタログを見て頼むのですが、これが簡単にはいきません。



商品を頼む場合、「最低一万円以上」などの規定があり、さらに頼んだ料金の合計により 送料や梱包料の値段が違ってきます。頼んだ料金が高いほど送料が割り引かれたりするのですが、 ここが写真商品が中々取り寄せられない理由です。 今、儲からないと言われている写真屋さんなら、こういうところで発生するコストは最小限に抑えたいのが 経営者の心。ある程度まとまった額を注文する機会があるときまで、写真商品は取り寄せません。 お客さんからリクエストがあったとき、すぐに注文できないときがあるのはこのためです。



また、上記で言った通り写真商品の原価と定価はあまり差が無いので儲かりません。それに、写真商品というのは あまり売れるものじゃありません。だからこの悪循環で写真商品があまり充実できないのです。



○使い捨てカメラの安売り
たまに使い捨てカメラの安売りを目にすること、ありませんか? これには二種類あり、全く見かけないようなノーブランド商品と有名ブランドの型が古いもの、が あげられます。



全く見かけないノーブランドの商品は他のページでも書きましたが、買うのは控えてください。 あまり品質が良くないので事故が起こる可能性大。思い出と安さを天秤にかけるのは辞めましょう。 写真を扱っていると、思い出とは本当に取り返しのつかないもの、だということを実感します。 また、ちょっと脱線しますが卒業・入学シーズンのため、暗い体育館などで撮る必要があるならISO800以上のものをお勧めします。 これは少し高めの商品ですが、思い出は取り返しがつかないですからね。教室や室内で撮る場合は必ずフラッシュを炊きましょう。



次の、有名ブランドの安売りには訳があります。機能的には全く劣らないのですが、 若干、型が古いものが安売りされています。激安のものになると使用期限があと半年以内というのもあります。 大体原価で300〜400円程度でしょうか。これは卸売業者から買うので、時期によっても変わりますし、品物によってもかわります。 扱ってないときもあるのでいつも出来るとは限りません。ですが、この使い捨てカメラの安売りでは殆ど利益が出ません。 定価は400円前後になると思いますが、これだと10個売っても1000円の利益です。この安売りは、使い捨てカメラを売った利益で儲けようと しているというより、むしろそのカメラを現像してもらうということを狙っていると思います。また、何よりの呼び水になりますしね。






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