写真屋さんのバックヤード ― フィルムの種類

写真屋さんのオシゴトフィルムの種類
フィルムの種類
○カラーフィルム
135、35ミリなど言われるカラーフィルム。もっとも一般的で手ごろなお値段。 デジカメが出るまえは、写真屋(DPEショップとも言いますね)はカラーフィルムが いっぱい来ましたが、最近は落ち目にあります。 カメラブームが終わったのも原因の一つですね



○APS(新システム)
カートリッジ式のフィルムです。写真をあまり取らない人は分からないかもしれません。 僕自身もそうでした。例として、うちのお店では総現像数20本のうち、5本程度しかきません。 デジカメの被害をもろに受けたフィルムです。利点は、カメラが小さくできること。 また、現像してもネガがカートリッジに戻るということ。処理する側としては 二度手間でぼーっとしているとミス(APSについてを参照)する可能性があります。 また、お客さんの立場だと、現像料、プリント料が割高になっているのでお勧めはあまりしません。カメラに詳しい 人に言わせると、画像が普通のフィルムに比べると荒いらしいです。




○白黒フィルム
形はカラーフィルムと同じですが、その名の通り白黒(モノトーンなどと言う場合も)にプリントされます。 基本的に普通の街の写真屋さんでは現像できません。めったに来ないですが、これを受け付けた場合 現像所、という所に送ります。四日前後かかると思いますが、デジタル機(各種メディア対応のミニラボ。プリンターです)が導入されている お店ならば普通の同時プリントと同じ程度の時間で終わります。プリントの値段も少し割高です。

※白黒でも「カラーフィルム現像専用」というのがあります。
これは普通の現像機で処理をしないといけません。気をつけましょう。




○リバーサルフィルム
形はカラーフィルムや白黒フィルムなどと同じですが、これは白黒フィルムに対して ネガ自体に色がついています。僕が初めて見たとき、感動しました。 普通のカラーフィルムの場合、ネガはセピア色一色です。 ですが、これはもうすでに写真のように色がついています。ネガなので鮮明ではないにしろ 綺麗なのは確かです。


これは一般の人向けというよりはよりプロ嗜好のもので、自分の技術がダイレクトにプリントに 影響……されるそうです。あくまで写真屋なので詳しくは知りませんが、処理する側にとって 色補正などが難しく、あまりいじれません。写真のプリントはデジタル機のお店ではすぐ出来ます。 ですが、現像所に送ってしまったほうが色がいいという声もあります。   


現像は現像所送り。プリントの値段も二倍以上。また、スリーブ、マウントという二種類の形式を選んでネガに出来ます。 また、半切、全紙など大きなプリントをする場合はリバーサルのほうが綺麗に出来るようです。(画素数の違い……でしょうか)  


スリーブ……六コマずつ区切られた、一般のネガと同じ形式。
         このタイプならデジタル機ですぐにプリント可能。
マウント……一コマ、一コマをプラスチックのカートリッジで区切ったもの。
スライドで見ることが出来るタイプ。これをプリントする場合現像所送りになります。




○各種デジタルメディア
コンパクトフラッシュ(CF)・スマートメディア(S,M)・メモリースティック(MS) SDカード・XDピクチャーカードなどのデジカメメディア各種やCD−R、フロッピーディスク MOディスクなどからも出来ます。もちろん、デジタル機のあるお店ならすぐです。



また、最近の携帯電話用のminiSDカード、メモリースティックDuoからも出来るお店もあります。 これらのメディアはアダプターが用意されているのでデジタル機を導入しているお店なら大抵出来る はずです。



デジカメプリントの場合(上記のデジタルの媒体からのプリント)はプリント料金は割高ですが、 現像料がかからないため安いではないかと思います。(大抵のお店では基本料はなしでやっていると思いますが、 たまに基本料を取るお店があります。デジタル機は1200万円以上するらしいので気持ちはわかるんですが……) また、大型店などにある自動デジタルプリント機は50円前後するのですが、普通の写真屋さんでは30円前後でやっているところもあるので 色々比較してみましょう。また、バックアップ用のCD−Rも一緒にやってもいいと思います。



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